高級フレンチに追い風?②
『ひらまつ』の平松宏之社長は、日経MJのインタタビューで、「フランス料理の好調ぶりは高級店だけなのか?」という質問に対して、「中・低価格帯でも本物の価値を提供する店は評価されるだろう」と答えています。
実際、『ひらまつ』も2007年は5,000~7,000円から利用できる中価格帯店を積極的に出店していきます。平松氏は「高級店をよく利用する人も利用動機に応じて中級店に足が向くことがあると思うので、中価格帯ゾーンでもブランドを確立できれば消費の潜在性を取り込めるはずだろう」と語り、自信のほどをのぞかせていますが、別の言い方をすると、高級店の『ひらまつ』が敢えて中価格帯店展開に乗り出すのは、現在の消費が複雑であることの証左とも言えるのです。
(参考資料:2007年1月10日 日経MJ)
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
LAビジネスウォッチャーズの羽くじら♂さん、コメントありがとうございます。
アメリカのレストラン業界と日本のレストトラン業界の動向が同じというのは興味深いですね。ということは、中価格帯の魅力的なお店は世界的に求められているということなんでしょうね。
投稿: 高城重康 | 2007年1月27日 (土) 07時15分
こんにちは、LAビジネスウォッチャーズの羽くじら♂です。
平松社長のコメントは非常に興味深いですね。こちらアメリカでもレストランの二極化が進む中、最近では中価格帯のレストランの登場が目立ってきているように思います。
投稿: LAビジネスウォッチャーズ | 2007年1月27日 (土) 02時48分