ドラックストアと介護サービス
首都圏を基盤とするドラックストア『ウエルシア関東』が、有料老人ホームを運営する『コーディアルコミュニティ』と提携し、店舗を併設した高齢者向けマンションを展開するという形で、介護サービスに参入します。
これにより、診療所、デイサービス施設に調剤薬局、ドラックストアという高齢者向けサービス施設が隣接する賃貸マンション「ウエルシアホーム」が早ければ来春にも誕生します。ウエルシアとしては、入居者の普段の買い物はもちろん、通院の機会の多い高齢者の調剤薬局での処方せん利用増も期待でき、競合他社との差別化を進めることができます。
また、サービス事業とマンションの一体運営により、高齢者のニーズや行動をきめ細やかに把握し、新たなビジネスチャンスを発掘するという狙いもあるようです。人口減少に転じた日本では、安さを武器に広く浅く客を集める成長の方程式は遠からず成立しなくなることを考えると、今からの取り組みが重要になってきます。
(参考資料:2007年1月22日 日経MJ)
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