食品スーパーとデパ地下の融合
昨年11月末オープンの『クイーンズ伊勢丹横浜店』は、食品スーパー(SM)とデパ地下の融合を目指しています。ポイントは、“多彩な専門店で幅広く集客し、本来のSMで稼ぐ”という新しいビジネスモデルを確立できるか?です。
26の専門店を集めたテナントで集客し、SMで固定客を掴むという相乗効果を狙うわけですが、売り物の一つが“直営する生鮮品やワイン売場は対面売りでのキメ細かな接客です。例えば、ワイン売場では、常時1人は売場担当者を置き、問い合わせや料理の相談に応えます。この接客の効果もあり、酒売場の70%をワインが占めるという結果になっています。
また2005年10月からは従業員教育を本部主導に切り替えました。これは『クイーンズ伊勢丹』というSMの独自性を打ち出すための取り組みの一つです。
今後の課題としては“人繰り”があります。都市部を中心に人材確保が難しくなる段階で、“売場に人を多めに配置する同店の営業モデル”が見直しを迫られる可能性もあるかもしれません。(参考資料:2007年1月29日 日経MJ)
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