食品スーパーとコンビニの融合
『三軒茶屋とうきゅう』は、2006年10月の改装に際して、広い売場(2400㎡)にあえて狭い場所を作り、買い回りしやすいように工夫しました。そして、「あたかも食品スーパーの一角にコンビニが入った」ようなイメージ作りに成功し、改装前に比べて10%も売上を伸ばしました。
中央のエスカレーターのため、売場に一体感のないハンデを逆手に取り、エスカレーターを境に分断されていた売場を作り、2つの店が入居しているような雰囲気を作り出しました。狭いスペース(280㎡)には帰ってすぐに食べられるものを並べ、入口近くにはレジも置きました。そして、広い売場(2000㎡)を歩き回らなくて済み、スムーズに買い物ができるようにしたのです。
結果として、コンビニに流れていた買い物客を取り戻しました(入口付近の売場は20~30%の売上増)
また、品揃えの工夫としては、会社帰りの買い物客を惹き付けるために、総菜はカキフライやコロッケなど買い上げ頻度の高い賞品を9時まで店内調理したり、500mlペットボトル飲料を80種類としたり(改装前は40種類)、若い女性のニーズに応えることで、午後8~11時までの来店客を増やすことに成功しました。
(参考資料:2007年2月5日 日経MJ)
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