買うなら幾らまで? ④
リンガーハットは、2006年9月に「長崎ちゃんぽん」を380円(税抜)から450円(税込)に値上げしました。
この結果、全注文の40%を占めていた長崎ちゃんぽんの割合が37%に下落しました。しかし、これは想定の範囲内でした。価格帯が一つ上の「とくちゃんぽん」500円の注文率が10%から15%に上がったという効果を生み出したからです。つまり、以前100円あった価格差が50円に縮まったことで、注文率がアップしたわけです。
リンガーハットは様々な値上げのパターンをシュミレートし、長崎ちゃんぽんの注文率が3%下落すると、最も効果的なバランスになると想定しました。結果的にこの試算がピタリとはまったのです。
(参考資料:2006年12月20日 日経MJ)
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