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2007年4月

2007年4月29日 (日)

クルマは本当に売れないのか?①

国内新車販売不振が言われるなか、ホンダカーズ中央神奈川の相沢賢二会長は、「2006年度は業界の全体需要は減ったが、我が社の売上は1割増えた。旧クリオ店では扱えなかった軽自動車を販売できたことが大きい。」と語りました。

そして「クルマは高い製品だからこそ店頭で実物を確認してもらう必要がある。我々は訪問はしないが、店頭の接客を徹底して充実させることで高い顧客満足を得ている」と、接客徹底による顧客満足の重要性を強調していました。

(参考資料:2007423 日経産業新聞)

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2007年4月28日 (土)

世界最速の決済

ファミリーマートでは、ICタグとスイカでスピード決済をする実験を続けています。

ただ、問題はタグの価格で、1個数十円もするコストをいかに削減していくか?頭の痛いところです。

ここをクリアし、実験に成功すれば、新しいビジネスの世界が開けることは間違いありません。そうなると、在庫一掃バーゲンといった旧来の商取引は消えていくかもしれませんね。

(参考資料:200727 フジサンケイビジネスアイ)

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2007年4月27日 (金)

未来のスーパーが見えた

千葉県八千代市にある『ジャスコ八千緑ヶ丘店』で、無線ICタグを使った実験が始まっています。買い物カートの画面に、近くに陳列されている商品のCMが流れ、読み取り機を棚にかざすと、その商品の使い方やレシピ、アレルギー物質などの含有成分が表示されます。また、タッチパネル操作で欲しい商品の場所やチラシの内容を確認できます。

この無線ICタグを活用した未来型のスーパーが実現するのは、そんな遠い将来の話ではないでしょうね。

(参考資料:200727 フジサンケイビジネスアイ)

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2007年4月26日 (木)

余白の美学 ④

缶コーヒーでは、カルピスの『 Blendy Cafe La Mode 』 やキリンビバレッジの 『 ファイア挽きたい工房 』 が余白を多用したパッケージです。個人的には『 BlendyCafe La Mode 』のデザインが秀逸だと思います。シンプルさが上質感を醸し出す好例だと思いました。

家電製品と同様に、食品でもプレミアム感を高める一つの方法としてシンプルなデザインの存在感が高まっています。このように、シンプルさで高級感を訴える手法は、商品特性を視覚的に訴える手法とともに、一般化、定着化していくと予想されます。

(参考資料:2007221 日経MJ)

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2007年4月25日 (水)

余白の美学 ③

明治製菓の『 FranExtra 極み 』 は、余白の多いパッケージですが、これは、大人・シンプル・高級・新鮮というキーワードを表現しています。

菓子は8割が衝動買いと言われますので、店頭で商品を見る0.1秒で中身が分かるようにしないとなりません。余白を上手く活用することで、女性がバックに入れても恥ずかしくない洗練されたデザインとなり、結果として商品特性をハッキリ主張できたのです。

(参考資料:2007221 日経MJ)

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2007年4月24日 (火)

余白の美学 ②

キリンビールが3月に発売した『キリン・ザ・ゴールド』は、缶の上半分は金色、下半分はオフホワイトというシンプルなデザインで、キリンのシンボルである“聖獣マーク”もやや小さく、商品特性を示す文字表示も、“隠し苦味”と“麦芽100%”のみでした。

このシンプルなデザインの手本は日本画です。日本画における余白部分を川岸に見立てたり、空に見せかけたりする手法を活用し、余白を多くすることで、消費者が何かをイメージしてくれることを狙っているのです。つまり、言いたいことは沢山あるが、あり過ぎると伝わらない…のです。

(参考資料:2007221 日経MJ)

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2007年4月23日 (月)

余白の美学 ①

食品のパッケージデザインで、文字や絵が書いていない“余白の多い商品”が増えてきています。

これは、高級感や上質感を打ち出すために、社名や商品特性をあえて絞り込んでいるのだそうです。シンプルなデザインは、商品の味(品質)を引き立てる高付加価値開発のキーワードになっているのです。

(参考資料:2007221 日経MJ)

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2007年4月22日 (日)

GWの旅行事情 ②

今年のゴールデンウィークの平均旅費は景気の回復を受けて、国内、国外ともに上昇しています。

国内旅行は前年より0.3%アップの39,100円、海外旅行は0.4%アップの251,700円です。

これが消費の回復に繫がれば良いのですが、さてどうでしょうか?

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2007年4月21日 (土)

GWの旅行事情 ①

ゴールデンウィークの国内旅行は、箱根の人気が急上昇しています。

例年は、北海道や沖縄、京都に押され気味の箱根ですが、今年は一転して高い人気を誇ります。

その理由は、都内から近いという手軽さと施設の充実(ホテルや温浴施設の開業等)です。これらの要素が4060代を中心に評価されているです。

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2007年4月20日 (金)

駅ナカ 成功の秘訣 ②

『エチカ表参道』の成功の要因は、徹底的に「お一人様の利用」を考慮したことだそうです。

しかし、男性利用客の一人として言わせてもらえれば、ここは一人で利用し難い空間です。特にフードコートの座席きは2人で利用することを前提になっています。徹底的に「お一人様の利用」を考慮しているならば、なぜにカウンター形式の座席が少ないのでしょうか?…不思議でなりません。

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2007年4月19日 (木)

駅ナカ 成功の秘訣 ①

東京メトロの駅ナカ『エチカ表参道』は、JR東日本のエキュートとは違ったコンセプトで利用客のニーズを掴み、成功を収めています。

その成功の要因は、徹底的に「お一人様の利用」にこだわり、出店を希望する400社を慎重に絞り込んだことなんだそうです。

(参考資料:200745 日経産業新聞)

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2007年4月18日 (水)

評判なのに閉める店 

評判のラーメン店なのに、納得できるラーメンを作るために必要な素材の一部が手に入らなくなるため “もうすぐ閉店し、年末まではうどん屋になる”という店があるそうです。

こういった姿勢を評価する方もいますが、私はちょっと違うと思います。

商売は芸術ではありません。あまりに自分のこだわりを前面に打ち出し、店を閉店したりするのは、大衆的な飲食店のすべきことではありません。限界を認識しながらも、日々精一杯の努力を続けるのが本当の職人ではないか?と私は思いますね。

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2007年4月17日 (火)

電子マネー競争 コンビニの陣 ②

セブンイレブンは、電子マネー「nanaco」を、ローソンは同じく「WAON」を導入します。

独自の電子マネーを使うことは顧客情報の活用というメリットがあるのかもしれませんが、利用者としては、これ以上の電子マネーの乱立は望んでいません。

店舗ごとにカードを変えなくてはならない不便さを経営者は実感して欲しいです。そういった意味で、今回のセブンイレブンの鈴木会長の判断は支持できないですね。

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2007年4月16日 (月)

電子マネー競争 コンビニの陣 ①

ファミリーマートは、電子マネーの「エディ」s「iD」を全店に導入するとともに、「Suica」の利用可能店を増やします。

これは、複数の電子マネーの対応を急ぎ、集客力を高める目論見です。

(参考資料:2007410 日本経済新聞)

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2007年4月15日 (日)

普及進むセルフレジ ②

3月にカインズが16店にセルフレジを導入、慎重な姿勢を見せていたイズミヤもついに導入に踏み切りました。

セルフレジの急速な普及の背景には人手不足があり、これがセルフレジの普及に拍車をかけているのです。

(参考資料:200744 日経MJ)

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2007年4月14日 (土)

普及進むセルフレジ ①

既に33店でセルフレジを導入しているイオンは、来年2月までに50店程度に増やす予定です。

来店客が、自ら商品のバーコードを読み取り精算するスタイルで、利用者にとって手間はかかりますが、中身を見られたくない女性客や家族層に好評だそうです。

つまり、セルフレジは合理化だけではなく、“プライバシー優先”という意外な側面もあるのです。

(参考資料:200744 日経MJ)

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2007年4月13日 (金)

時代は変わる?

二代目経営者でもあるUSENの宇野康秀社長は、同属経営についてこう述べています。

「父の時代は血の繋がりがあれば信用できるという考え方だったが、今の人材は能力と貢献度がすべて。オーナーである自分自身も目いっぱい経営者として留まるつもりはない」

(参考資料:2007327 日経産業新聞)

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2007年4月12日 (木)

大事なのは教育

スーパーや百貨店では人材不足感が高まり、パートやアルバイトの確保が難しくなっています。

『チェッカーサポート』は全国でも珍しいレジ専門の人材サービスを展開し、業績を伸ばしています。

成長の秘訣は、需要増という外的要因だけではありません。派遣後の技術向上を怠る人材サービス会社が多いことを逆手に取り、派遣や業務請負後も接客態度を一定に保つ教育の仕組みを作ったという戦略が実を結んでいるのです。

(参考資料:2007326 日本経済新聞)

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2007年4月11日 (水)

世界の情報を手元に

1万円を出すと、日本語で金融市場、投資動向などに関するあらゆる情報を満載した週刊専門紙 『 バロンズ 』 を拾い読みできます。

また、年49.95ドルを出せば、英語版ですが、『 NYタイムス 』 のセレクト会員となることができます。

こう考えると、世界って狭くなったのかも…

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2007年4月10日 (火)

女性による女性のためのパブ

東武鉄道の北千住駅構内にオープンした アットイーズ は、女性による女性のためのパブです。

料理は女性管理栄養士が中心になって考え、内装も女性に使い易い構造(化粧直しができるパウダールーム完備)としています。

美味しいものに目のない2030代の女性の姿が目立つ人気店となっています。

(参考資料:2007414 日本経済新聞)

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2007年4月 9日 (月)

直営からFCへ ④

直営店からFC店という流れの変化を紹介してきましたが、実は私もこの流れの変化を体験する機会がありました。そこで感じたのは、本体をとにかくスリム化して、実際の店舗運営はFC店に任せることで、リスクの軽減と機動性のアップを図ろうとしていることでした。

こう考えると、FC店舗展開に拘ったセブンイレブンの先見性は素晴らしい…となるのでしょうか?

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2007年4月 8日 (日)

直営からFCへ ③

景気回復による人件費と店舗関連費の上昇のため、外食産業は、需要増が収益増に繫がらない状況にあります。結果として、売上の減少を想定しながら、利益率の改善を期待できるFC方式が広く取り入れられるわけです。

ここで問題となるのは“店舗数に見合うだけのFCオーナーを確保できるか?”ということです。直営店方式を主としていたチェーンにFCオーナーを集めて教育するノウハウがあるのか、少々不安に感じますね。

(参考資料:2007316 日本経済新聞)

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2007年4月 7日 (土)

直営からFCへ ②

マクドナルドは、現在7:3の直営:FCの割合を5年後をメドに3:7に逆転させるそうです。マックの強さの源泉であった直営店ですが、人件費と店舗投資の負担が重くのしかかってきた現状を考えると、その比率を下げることは極めて自然なのかもしれません。

そして、直営店の比率を下げることで、本部は新メニューの開発や効率的な食材供給体制の整備等の業務に集中することができ、これを収益力の改善に繋がると言われています。

(参考資料:2007316 日本経済新聞)

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2007年4月 6日 (金)

直営からFCへ ①

定食屋運営の『大戸屋』は、出店戦略を見直し、FC方式を増やします。

大戸屋は、直営店を中心に展開していましたが、ここ数年は人材難や賃料上昇もあり出店を抑えざるを得ませんでしたが、ここで戦略を転換し、コストを抑えたFC方式で収益力を引き上げることを目指します。

(参考資料:2007328 日経MJ)

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2007年4月 5日 (木)

中古車 安心感で売る ③ 未来

三島オートの中沢田稔社長は、「中古車事業店は二極化する」と予測しています。

つまり、“安値だけで勝負するか?”、それとも“顧客に安心感という付加価値を提供する仕組みを作るか?”という選択を中古車販売会社は迫られているのです。

この選択を的確に行わないと、競争力のない中途半端な事業体となる可能性は極めて大きいでしょう。

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2007年4月 4日 (水)

中古車 安心感で売る ② アフターサービス

ケーマーは、アフターサービスに力を入れています。

自前のコールセンターを持ち、24時間体制で故障に対応するロードサービスを提供しています。価格は3800円と、JAFより安いため、サービス単体では利益は出ません。しかし、車両販売、保険などの相乗効果は大きく、そういった意味では利益に貢献しています。

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2007年4月 3日 (火)

中古車 安心感で売る ① 客観的評価 

中古車各社が、販売現場で信頼を前面に打ち出しています。

オートモービル・インスペクション・システム(AIS)が開発した検査システムは、専門の検査官が342項目のチェックをして、評点を付ける仕組みです。三島オート販売では、全車についてAISの検査を受けて、評価を公開しています。第三者機関が客観的に評価をすることで、検査の透明性を高めるというメリットが出てくるのです。

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2007年4月 2日 (月)

バカ者、ヨソ者、ワカ者を集めよ!

ブランドの資産価値を研究する学習院大学教授の青木幸弘氏は、地域ブランドを育て、発展させていく条件は「ビジョン、利害の調整、そして選択と集中という体制作り」と言います。

そして、青木氏は、その成功のカギを握るのが3つの者の存在を挙げます。

その3つは「一心不乱に目的にまい進するバカ者」、「冷静に自己分析できるヨソ者」、「後継者となるワカ者」なのです。

(参考資料:200614日 日経MJ)

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2007年4月 1日 (日)

高級コンビニ

ローソンは、名古屋駅前の高層ビル『ミッドランドスクエア』内に、新型店『ミッドランドステーション・バイ・ローソン』を3月6日にオープンさせました。

135㎡の店舗には、ナチュラルローソンの商品や輸入雑貨などが並べられており、ワンランク上のコンビニを目指します。ただし、多店舗化の予定はなく、あくまでも実験店舗の位置付けとなっています。

(参考資料:2007221 日経MJ)

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