余白の美学 ②
キリンビールが3月に発売した『キリン・ザ・ゴールド』は、缶の上半分は金色、下半分はオフホワイトというシンプルなデザインで、キリンのシンボルである“聖獣マーク”もやや小さく、商品特性を示す文字表示も、“隠し苦味”と“麦芽100%”のみでした。
このシンプルなデザインの手本は日本画です。日本画における余白部分を川岸に見立てたり、空に見せかけたりする手法を活用し、余白を多くすることで、消費者が何かをイメージしてくれることを狙っているのです。つまり、言いたいことは沢山あるが、あり過ぎると伝わらない…のです。
(参考資料:2007年2月21日 日経MJ)
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント