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2007年4月24日 (火)

余白の美学 ②

キリンビールが3月に発売した『キリン・ザ・ゴールド』は、缶の上半分は金色、下半分はオフホワイトというシンプルなデザインで、キリンのシンボルである“聖獣マーク”もやや小さく、商品特性を示す文字表示も、“隠し苦味”と“麦芽100%”のみでした。

このシンプルなデザインの手本は日本画です。日本画における余白部分を川岸に見立てたり、空に見せかけたりする手法を活用し、余白を多くすることで、消費者が何かをイメージしてくれることを狙っているのです。つまり、言いたいことは沢山あるが、あり過ぎると伝わらない…のです。

(参考資料:2007221 日経MJ)

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