書店経営はJFK ③ 情報力
中小書店でも情報力を活かした試みが行われています。
加盟店が情報ネットワークを結び共同仕入をする 『 NET21 』 では、共通のPOSシステムで売上データを集め、その販売実績データを出版社に示して、売れ筋商品を届けるように交渉しています。
また、中部地域に80店舗を展開する 『 三洋堂書店 』 は、過疎地への出店(半径3キロ以内に住人が2万人いれば出店OK)で急成長しています。坪当たりの売上高は92万円と業界平均の半分ですが、カテゴリーディレクターという独自の運営方法が収益を支えています。これは、1~2ジャンルを受け持った一人の店員が内容や作者の人気度から作った仕入れの優先リストを基に、各店舗が発注をかけるシステムです。社内に一人、そのジャンルについての目利きがいれば良いというユニークな発想が、実を結んでいます。(参考資料:2007年9月17日 日経MJ)
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