2008年ヒットの種 ⑤ ちょいエコが心に響く
損得勘定とは別次元にあるはずのエコ商品に人気が集まっています。
2100円もする『アニヤ・ハインド・マーチ』のエコバックに若い女性が飛びついた理由は、環境に貢献しているという自己満足感をくすぐられたからです。
とはいえ、それはデザインや品質が良いということが前提で、ただ「エコ」というだけではダメです。言い換えると、あくまでも「ちょいエコ」なのです。
来年以降のキーワードは「Co2削減という環境配慮」でしょう。二酸化炭素を削減しても実感できる実利はありませんが、地球環境に何かの貢献をした…という優越感を味わえます。ここが「ちょいエコ」らしいのでしょう。そう考えると、『プリウス』のフルモデルチェンジ、クリーン五輪と言われる『北京オリンピック』、『洞爺湖サミット』などに期待が集まりそうです。
また、買い替えによってどれだけCo2削減できるかを風船で表した『松下電器のCM』は「ちょいエコ」時代を上手く先取りしています。
(参考資料:日経ビジネス2007年12月10日号)
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