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2008年1月13日 (日)

第3セクター 黒字の経営術

1971年設立のテレビ神奈川は、神奈川県と県内33市町村が出資する(持株比率は27%強)、第3セクターの放送局ですが、2001年から黒字(2006年は赤字)を達成しています。

その秘訣は、コスト管理とネットワーク化でした。

①コスト管理の徹底を訴えた

新規採用の抑制で社員数は減らしたが、既存の若手社員の潜在能力を引き出す工夫を凝らした。製作部門の強化も重点課題に挙げ、若手社員のユニークな企画制作番組の枠を設定した。

その結果、低予算で斬新な番組(トーク番組を他番組のセットでゲリラ的に収録するなど)が次々と誕生した

②独立UHF局同士のネットワーク化にも取り組んだ

埼玉や千葉と番組の相互提供をしたり、協力して新番組を立ち上げたりした

これらの施策の結果、経営が磐石になったわけではないが、コスト管理意識と意欲的なアイディアを自由に出せる雰囲気が定着し、生き残り競争に参加する体力だけは整ったというわけです。

(参考資料:20071211 日経産業新聞)

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