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2008年2月 6日 (水)

マック判決の影響は?

東京地裁が128日に「日本マクドナルドの店長は管理職に当たらない」として、同社に未払いの残業代など約755万円を支払うよう命じた判決が、外食や小売業などに大きな衝撃を与えると予想されます。それは、コストをギリギリまで削減することで、ファーストフード業界の低価格路線が成り立っているからです。そしてまた、この判決による労務関係の見直しは人件費の増加を引き起こす可能性が高いからです。

適切な労務関係を構築し、食の安全を十二分に確保した上で、低価格を維持することは不可能に近いと考えられます。となると、低価格路線をバックに勝ち組に君臨するファーストフード業界も転機を迎えるかもしれません。

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