脱ワンコインという諸刃の剣
100円ショップ業界は、店舗数が5000店に近づき、売上の伸び率も5年前の1/10程度の2.4%に止まっていることもあり、業態に飽和感が漂っています。さらに加えて、原油&原材料高、人件費上昇、安全性問題というトリプルパンチを受け、非常に厳しい状態です。
そこで各社が打ち出した策が「脱ワンコイン」です。ダイソーでは店舗の大型化と百円超商品の開発を、セリアではお洒落な店作りとキット型商品(3~7の100円商品を組み合わせると工芸品になる)の販売に力を入れています。
しかし、価格の多様化戦略は、100円ショップの持つ本来の魅力と逆行するので、そのサジ加減は難しいのです。
(参考資料:2008年2月4日 日経MJ)
| 固定リンク
最近のコメント