先読みビジネス天気 外食
外食の見通しは、残念ながら 逆風吹く です。少子高齢化が進み、市場規模の拡大が見込めない状態に加えて相次ぐ値上げで、消費者が節約志向を強めており、客足が遠のく店が増えているのが現状です。しかし、低価格を売り物とする店の客足は落ちていません。回転寿司は、既存店売上が前期比で105%を超えた月も多くなっています。やはり、1皿100円は食べ盛りの子供を抱える世帯にとっては割安感を与えてくれます。また、値上げに踏み切った店には冷ややかな視線が投げかけられています。 3月から値上げの京樽では持ち帰り部門の客数が前期比2.8%減少し、180円から200円への値上げに踏み切ったドトールでは客数が2.4%減少しています。生活防衛意識が高まる中、いかに“お得感”を打ち出すかが生き残りの鍵になりそうです。(参考資料:2008年4月27日 日本経済新聞)
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