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2008年7月26日 (土)

神様との付き合い方

200865日の日経産業新聞に下記のようなコラムがありました。

「偽装表示の罪は重いが、そう仕向けたのは消費者の過度な鮮度意識にあることも否めない。企業は、お客様は神様ですと言う考え方に凝り固まり、消費者の飽くなき欲望と欲求に付き合ってきた。そして、付き合えなくなると、悪魔の囁きで偽装などに手を染めてしまうケースも多々あった。悪事が暴かれると、消費者は企業だけでなく、行政にも非難の矛先を向ける。王様や神様にチャンと教育しておかないと、消費者庁も巨大な苦情受付窓口センターになりかねない。消費者主権の確立には、国が条件整備を行うが、消費者も充分の役割を果たすことが必要であろう。」

最近の世の中の動きを見ていると、消費者の要求に国も企業も、応え切える体力がなくなったように感じます。そうなると“ここまでしかできません”と言い切る勇気が必要になってきます。

ただ、これは最高の品質とサービスを求め続け、それを勝ち取ってきた日本株式会社にとっては苦渋の選択であることは間違いないでしょう。

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