« 売れない時代の売れ筋 ⑤ | トップページ | スーパー売上高 12年連続減少 »

2009年2月17日 (火)

食品スーパー 収益力の二極化

食品スーパーは、セールや値下げを強化したマルエツやライフが好調を維持している一方で、対応が遅れて大手スーパーの値下げ構成で苦戦を強いられているところも出ています。今後は、価格戦略がさらに業績格差を生み出しそうです。

既存店売上が26ヶ月連続して増加しているマルエツの好調持続の秘訣は、徹底した低価格戦略です。生鮮品の加工食品の25割引セール『ダイナマイト市』を毎週木曜日に行うようにし、加えて特売を週二回から三回に増やしました。また、オオゼキは、直接仕入れを拡大し、青果の値引き販売輪実施し、集客に大きな効果をもたらしています。

これに対して、エコスは品揃えを大手総合スーパー並みに拡大した結果、仕入れ効率が悪化し、十分に値下げができませんでした。いなげやも消費者の価格志向への対応が十分でなかったため、全体の売上が伸び悩みました。

(参考資料:200928日 日経MJ)

|

« 売れない時代の売れ筋 ⑤ | トップページ | スーパー売上高 12年連続減少 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 食品スーパー 収益力の二極化:

« 売れない時代の売れ筋 ⑤ | トップページ | スーパー売上高 12年連続減少 »