あえてマニュアル化しない
意外かもしれませんが、新幹線の運転のノウハウはマニュアル化されていません。
歴代の運転手は、いかに最小限のマスコン(アクセル)とブレーキ操作で走るか?ということに、心血を注ぎ、そして、その技術を後進に伝承してきました。
多くの運転手の師匠である渡邊達雄さんは、「あえて、先輩から後輩へ、口伝えて引き継がせた。一人ひとりが車両の内外の状況を自分なりに考えながら、列車を動かすことが大事なのです」と言います。
「手動のほうが時間ぴったりに走れる。乗客の乗り心地もいい」…最速300キロの世界は、ATCという技術に頼らない職人の世界だったのです。
(参考資料:2009年2月23日朝日新聞)
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