流行に鈍感な男をねらえ!
シャツ製造販売の『メーカーズシャツ鎌倉』は、服装に興味のない男性 をターゲットにして、急成長を遂げています。
貞末タミ子社長は、「日本の男性はシャツに気を使う人は少ない。それだけに本当に良いシャツを着ると途端に見違える。本人の感動も周囲の反響も大きい。だから普段からお洒落をしている女性以上に熱心なファンになってくるのではないか?」と仮説を立て、男性向けの品揃えを強化しました。しかし、いくら商品が良くても高額だと継続して買ってくれない。そこで、1枚4900円という価格を一貫して維持し、品揃えと接客の上手さを絡めて、男性客を見事に囲い込みました。
「男性は女性に比べ目移りせず、いったか固定客になると、長くひいきにしてくれる」という貞末社長の読みは当たり、“ ファッションに無関心な男性 ”という未開拓な市場を見事に掘り当てたのでした。
(参考資料:日経トップリーダー 2009年6月号 )
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