安・遠・短
勤労者の手取り収入が減少する不況下での高速料金の引き下げで、消費者の志向は『安・近・短』ならぬ『安・遠・短』に変わりつつあります。そのため、レジャー・宿泊施設は利用者が増減したり、客層が替わるといった変化が起きています。温泉地では、愛媛県の道後温泉が好調ですが、群馬県の伊香保温泉は不振に陥っています。また、首都圏では、アクアラインの値下げが引き金となって、房総半島のレジャー施設が潤っています。高速道路無料化という政策が現実味を帯びた今、『近くより遠方へ』という新しい消費の流れに対応する力が一層求められています。 ( 平成21年8月12日 日経MJ )
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コメント
通りすがりで失礼します。
民主党は、2020年までにCO2排出量を1990年比25%削減するとしています。
マニフェストには高速道路無料化、暫定税率廃止のほか、地球温暖化対策税の導入についても書かれています。
目標を達成するためには、自動車利用者にとって、高速道路無料化、暫定税率廃止と引き換えに、地球温暖化対策税による今まで以上の負担が必要となります。
仮に増税になっても、マニフェストに記載されていますから言い訳ができますね。
また、首都高速、阪神高速などの渋滞路線は有料のまま存置するとしています。
一方、高速道路一律1000円は、何の前準備もなく導入されました。土日限定としたのも交通実態を考慮したものではなく、単なるバラマキで大衆受けにすぎません。そのせいで、各地で渋滞が多発し、CO2排出量の増大といった弊害が出ています。その対策は何も打ち出していません。
民主党は、自民党のこの施策を反面教師にすべきですね。
投稿: 通りすがり | 2009年8月15日 (土) 16時08分