コンビニ 次の一手は ②
ローソンの新浪剛史社長は、コンビニの価格競争について、「安売りに走ると加盟店の利益が確保できなくなると」危機感を隠しません。
そこで、ローソンは対策として、平均価格より2~3割も高い『驚きの商品シリーズ』の販売を始めます。将来的には、このシリーズの構成比率を5割程度まで引き上げも高品質な商品を比較的手ごろな価格で提供できるようにして、客単価を維持していく計算です。
また、ファミリーマートは、既に、価格が高めのチルド飲料『あじわいファミマカフェ』を発売して、通常の飲料の倍の売上を確保しています。他社から「あんな高いものは売れない」と陰口を叩かれましたが、しっかりと結果を出したわけです。値引きを効果的に活用しようとするセブンイレブン、値上げを部分的に取り入れるローソンとファミマ、さてどちらの戦略が消費者に支持されるのか…注目であります。
(参考資料:2009年7月22日 日経MJ)
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント