原価率60%のメニュー ①
札幌市の居酒屋『はちきょう』の看板メニューは、イクラの醤油漬けを山盛りにした「つっこ飯」です。「おいさー、おいさー」という掛声とともに、お客さんの目の前でイクラをどんどんと盛ってきます。そのイクラの量は実に300グラムで、それだけで原価率は63~87%に及びます。想像を遥かに超える量に、お客さんは感激し、周囲の人たちも釣られて次々と注文します。
つまり、この「つっこ飯」は、「想像を遥かに超えた内容で、お客様を感激させ、来店を促すための戦略商品」なのです。お客さんは、「つっこ飯」だけを食べるわけではないので、全体の原価率は飲食店平均の35%に納まるのです。
(参考資料:2009年10月23日 日経MJ)
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