家賃は固定制なのか?
飲食店にとって、コストをゼロから見直しすることは利益確保のポイントです。
にも関わらず、店の家賃は、一度決めたらそのまま払い続けるケースが殆どです。
ここにメスを入れたのが、兵庫県の飲食店 「 お箸の和座 和乃輪」 です。交渉によって年間130万円の家賃を下げました。
交渉前、社長の眞尾佳弘氏は、1か月かけて準備を重ねました。決算書、キャッシュフロー計算書、預金通帳などで業績が厳しいことを説明し、「長く商売したいので家賃を下げて欲しい。それが双方のメリットになる」と訴えました。特に効果的だったのは、税務署で調べた路線価で、ここ数年で15%ほど下がった事実を示しました。さらに、大手外食店の業績データ、関西地区の倒産関連情報も集めて、新規借主の獲得が容易でないことも説明しました。これで結局、大家は家賃引き下げに応じてくれたそうです。
( 参考資料:日経MJ2009年12月25日 )
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