大胆な一手
カード大国と呼ばれる韓国でクレジットカードが使われるきっかけは、通貨危機に陥った経済を立て直すため、政府が1999年以降、活性化政策を打ち出したことにあります。主なものだけでも、国税庁によるカード加盟加入に関する行政指導、カードを使うと税金が軽減される勤労所得控除制度、カード福引制度、カード売上に対する加盟店向け税金減免と数多くあります。
これらの施策には、消費喚起だけではなく、取引透明化による自営業者の納税率向上、売上増による税収拡大という狙いもありました。
確かに、過当競争や不良債権拡大という負の側面はありましたが、この戦略は見事に成功しました。難しい局面の時には、何か大胆な手を打つことも必要なのかもしれませんね。
(参考資料:2009年12月21日 日経MJ)
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