ギョーザ戦国時代

デフレ下で外食産業が苦戦を強いられる中にあって、ギョーザを扱うチェーン店が気を吐いています。餃子の王将、日高屋が先行した市場を、大阪王将、幸楽苑、紅虎餃子房、ぎょうざの満州といったチェーンが追いかけ、さながら戦国時代の様相です。価格も手ごろで、メインにもオカズにもなる多様性が節約志向の消費者をも捉えているのでしょう。

（ 参考資料：日経ＭＪ 2010年1月27日 ）

平日消費 熱い視線 ④

広告会社勤務の千葉太郎さんは、二泊三日で房総半島に家族旅行しました。木曜日と金曜に泊るというプランで、ホテル代は３人で４万円弱となり、土曜日に泊るより１万円ほど浮きました。

楽天トラベルによると、子供連れ宿泊数で最も伸びたのは水曜日泊と金曜日泊で、いずれも前年比46％増えています。

（ 参考資料 ： 2010年2月21日　日本経済新聞 ）

平日消費 熱い視線 ③

通販業界にとっては、最大の勝機は水曜日が常識になりました。

実際、ヤフーのネット通販では、水曜日の売上高が2009年に日曜日を逆転しています。

これは、流通サービスの休みやノー残業デーが多い水曜に注文し、週末に商品を受け取る人が多いからです。

（ 参考資料 ： 2010年2月21日　日本経済新聞 ）

平日消費 熱い視線 ②

サントリーの 『 ジョッキ生 』 のテレビＣＭは、曜日ごとに女優やセリフを変えるという大胆な戦略を取りました。結果、出荷数は放送前の２ケタ増になる大成功を収めました。

従来のビールは週末にまとめ買いする傾向が強いのですが、第３のビールは帰宅途中に購入する人が多いと言われます。そこで、日ごとに変わる気分に合わせて購入動機のツボを刺激したのです。まさに 「 第３のビールで息抜き 」 というツボの押し方が見事にはまった一例でした。

（ 参考資料 ： 2010年2月21日　日本経済新聞 ）

平日消費 熱い視線 ①

平日休みの人の増加、節約志向やネット通販の成長が、平日への消費シフトを加速しています。

ＧＤＰの６割を占める個人消費の異変は、企業に商品づくりや売り方の見直しを迫っているのです。

（ 参考資料 ： 2010年2月21日　日本経済新聞 ）

ファストファッションの勝因

低価格だが低品質なＨ＆ＭやＦＯＲＥＶＥＲ21が日本で受け入れられたことは衝撃的だったと言われます。これは  「品質にこだわると言われてきた日本人がグローバル標準化した商品で納得するようになった。つまり、日本の消費行動が退化している 」 という事情をファストファッション企業が先読みしたからでした。これからは、 『 日本人の要求＝高品質 』 という方程式は崩れつつあるという現状を念頭に置く必要があるのかもしれません。

企業に必要な五要素

ニトリの似鳥昭雄社長は、企業に必要な要素を、こう説明します。

「 ロマン、ビジョン、意欲、執念、好奇心。企業にはこの五つがないといけない 」

少しオーバーなぐらいで

話が下手なひとに限って、他人の話に対するリアクションが乏しい傾向があると言います。ですから、少しオーバーぐらいにリアクションを大きくするように心がけた方が良い…と渡辺建氏は言います。

５対２５の法則

５％の既存客が流失してしまうと、店の粗利益は25％減少する

１対５の法則

一人の新規客を獲得する営業コストは既存客を呼ぶよりも５倍のコストがかかる

ディスプレイ

ＪＲ日暮里駅構内にあったディスプレイに並べられていた人形です。

興味のない人でも気になる展示でした。

フカヒレあんかけ炒飯

フカヒレ入りで、この値段は安い！

お重ランチ

２丁目３番地

下北沢にある八百屋さんです。

インパクトのある店名ですよね。

売れる店 ＡＢＣマート

ＡＢＣマートの野口実社長は 「 人海戦術に勝てるものはなし。人間力が現場を支える 」 と言います。

欲しい商品の明確なイメージを持たずに来店するお客さんが多いからこそ、キチンと会話し、観察し、想像して、お客さんの要望を正確に把握することを目指しています。ただ、ＡＢＣマートには細かい接客マニュアルはありません。決まりごとは最低限にとどめ、教育、とりわけ 「 自分で仕入れて売る 」 という意識を持った現場での教育が血となり肉となるのです。

店舗数が増加しても、人材のレベルを高いままに保てるか？…それが今後の成長を左右しそうです。

（ 参考資料：週刊ダイヤモンド 2010年2月6日 ）

無理のない安さ

売り上げ好調の小売企業に共通するのは、リーズナブルな販売価格です。商品がもたらす価値が競合商品に比べて割安感のある価格で売っています。

しかも、その実現に無理がない。ここがポイントです。買い叩いて仕入原価を下げたり、従業員を酷使して販売管理費を抑えたりしているのではない。

お値打ち感のある商品を継続的に販売できる仕組みがあるのです。

（ 参考資料：週刊ダイヤモンド 2010年2月6日 ）

コンビニで住民票

セブンイレブンは２月から店内のコピー機を使って、住民票の写しや印鑑証明書を受け取れるサービスを始めました。まずは、発行元として渋谷区、三鷹市、市川市が参加し、同地域の７院歩で開始しますが、５月には全国の1万2600店で利用可能となります。

参加する自治体が増えれば、コンビニの社会的利便性が増すことになります。大いに期待したいものです。

（ 参考資料：日経ＭＪ 2010年2月3日 ）

激戦区を支える接客

激戦の銀座を制するユニクロ銀座店の強みは、チームでマネジメントを担う独自の組織運営と、親切で真面目に接客する日本の企業らしい誠実さです。特に後者を実現するためには、細かな指導を行うと同時に、自ら考えることを習慣化させるようにしています。このきめ細かい人材育成が他社にが簡単に真似できない接客を支え、幅広い層のお客さんが訪れやすい雰囲気を作っているのです。

（ 参考資料：日経ＭＪ 2010年1月29日 ）

３３０億円

二日酔い対策ドリンク市場は拡大を続け、現在、市場規模は330億円となり、この5年で10倍に膨らむ見込みです。市場の9割を占めるのがハウスの「ウコンの力」です。国内の酒類消費量は減少の一途ですが、それでも200～300円という手軽な価格もあって、堅実な？酒飲みに支持されています。

Give me チョコめし

最近、ネット上で 「 チョコめし 」 が盛り上がっています。

キワモノに思われがちですが、意外な旨さが評判になっているとか。ラーメン、ハンバーグといった国民食とチョコのコラボレーションを謳う新メニューが相次いで登場しています。

人気ラーメン店の 『 麺屋武蔵 』 では、チョコを使ったラーメンを提供していますが、なかなかの人気ぶりで、定番化も視野に入れているそうです。

この 「 チョコめし 」 ブームが浸透すると、チョコレートが飲食店の隠し味の枠から飛び出し、家庭のキッチン棚に調味料と並ぶ日も、そう遠い話ではないのかもしれませんね。

（ 参考資料：日経ＭＪ 2010年2月5日 ）

決済しない店

ＥＣ（電子商取引）が進化し続ければ、究極的には、接客だけに集中するレジのない店舗が登場することが考えられます。

この、消費者の販売喚起に特化し、購入と決済は携帯電話などで行うというビジネスモデルが確立すれば、店頭というのは消費者と売り手の濃密なコミュニケーションの場になり、販売サイドはコアコンピタスに集中することができるわけです。

（ 参考資料：日経ＭＪ 2009年12月9日 ）

絶対にお届けします

宅配事業で黒字化を達成している阪急キッチンエールは究極の御用聞きを目指しています。その一つの象徴が、台風や大雪といった悪天候時でも必ず商品を届けることを宣言している点です。天候が荒れた場合は、社員総出で配達に回ります。通常の夕方５時までの配達が守れない場合は、電話をかけて遅れることを伝えますが、何時になろうとも、とにかく配達する方針は変わりません。

電子商取引の近未来

藤元健太郎氏はＥＣ（電子商取引）の方向性を次のように予想します。

①情報武装する消費者に対してリアル店舗も店頭ＥＣ化が加速する

②位置情報の活用は街中の消費者に最適な販促情報の適用を可能にする

③究極的には、接客だけに集中するレジのない店舗が登場する

要するに、電子商取引がネットとリアルを結び付ける役目を果たし、両者の役割分担化を促すというわけです。つまり、既存のＥＣ企業にとって、店頭ＥＣは大きなフロンティアなのです。ここを逃しては、明るい近未来はありえないかもしれません。

（ 参考資料：日経ＭＪ 2009年12月9日 ）

保険に入らなくなった

Ｕ-29 （ 29歳以下 ） 世代は、「 そもそも保険に手厚く入る余裕があるなら、貯金をしておけばいいんじゃないかな？ 」 と言います。30代以上の人たちは、「 いざという時の備えは必要だぞ 」 と説きますが、かってのような高配当は期待できないこともあり、説得力に欠け気味です。企業のセキュリティ強化で、職域営業も難しくなってきています。保険への意識は明らかに変わってきているのかもしれません。

（ 参考資料：日本経済新聞2009年12月26日 ）

１月の新車販売

自販連がまとめた２０１０年１月の新車販売ランキングは、トヨタのプリウスが９カ月連続で首位となりました。ただ、ブレーキの不具合問題が表面化したため、今後の販売動向は落ち込みが予想されます。

また、ホンダはベスト10に、フィット、ステップワゴン、フリードの３車種が入りました。特にステップワゴンは昨年10月の全面改良が功を奏しており、好調な売れ行きが続いています。

次はチョコレートです

恵方巻きの次はバレンタインです。

手を変え、品を変え、購入のきっかけを作る努力には頭が下がります。

でも、こうなってくると、本来の趣旨って。どうでも良くなっている気もします。

恵方巻の日

完全に恵方巻きは季節の風物詩として定着しました。

今日は、どこに行っても、恵方巻きだらけでした。

そのうち、 節分 のことを 恵方巻きの日 と呼ぶようになるかもしれませんね。

大学いものたれ

こんなものがあるとは知りませんでした。

でも、そのまま食べればいいと思うのですがねぇ～

399円

これは安いなぁ～

ルノアールで話を聞く

ハイデイ日高屋の神田正会長の目標は、１都３県にある全249店を１年で全て回りきることです。その際、店ではなく、近くのルノアールで、1時間、店長の話を聞きます。40歳で非凡な謙虚さを身に付けた神田会長は、対話を通して社員を束ね、会社の戦略を正し、国内屈指のラーメン店チェーンを築いていったのでした。