資金繰りの極意
山口勉ヤマグチ社長は 「 粗利益率35%を目指すという現在の経営方針に改めたら、自然と無借金になった 」 と言います。
昔は粗利益率が25%ほどですが、33~34%を越えた2002年ころには、借入をしなくても手元キャッシュで資金が回るようになり、それから5年で借入金の返済が終わり、無借金が実現したそうです。そして、借金を減らすには、粗利益を増やして返済原資となるキャッシュを増やすほか、売掛金や在庫を減らすことも大事です。売掛金は掛け売りからクレジット決済を増やすことで減らし、在庫は毎月25日に滞留3か月超の商品をチェックして売り切るようにし、月末にサイド確認することを繰り返して月商の1か月以下の8000万円にまで減らしたそうです。
粗利益、売掛金、在庫の3つを見ていれば、資金繰りは大丈夫。これこそが山口社長の資金繰りの極意なのです。
( 参考資料:日経トップリーダー 2010年11月号 )
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