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2011年1月19日 (水)

刺し合う文化

HUGEのハイレベルなレストラン・サービスを支えるのが、自ら考え、動く従業員です。彼らを育てるために、新川社長は「 刺し合う 」 文化を根付かせました。刺し合うとは社内用語で、互いの足りない点を歯に衣着せずに公然と指摘し合うことです。店舗運営会議では、日本人的な遠慮会釈などなく、ドンドンと発言します。

そんなやり方について、MUCHO店長の関根聖和は 「相手を刺すということは同時におまえはどうなんだと問われることです。刺される側もシンドイが、刺す方もしんどい。だからこそ、一緒に成長できる 」 と語ります。

スターがうまく立ち回って、常連客を増やしても、別の店に移った途端にお客さんが離れる。それでは、永続する会社にはなれない。一部のスターが引っ張るよりも、チームが力を結集されるほうが最後は強い。一人残らず全員のレベルが自動的に底上げされていく仕組みを考え抜き、新川社長がたどりついた結論。それが刺し合うことだったのです。

また、HUGEには「 陰口は絶対に許さない 」 というルールがあります。互いに情報をオープンをしなければ、何か現場で問題が起きた時に共有されなくなり、結果として組織が足元から蝕まれるのです。

( 参考資料:日経トップリーダー  201012月号 )

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