日本とアジアの胃袋
日本人は1週間で9種類の清涼飲料水を飲むというデータがあるそうです。
世界的に見て均質性の高い国民なのに、なぜか生活必需品は多彩な商品を使い回すのはとても不思議ですが、均質ゆえにわずかな差異にアイデンティティーを求めているのかもしれません。
しかし、世界市場はそんな複雑さを必要としません。精細な日本市場の戦い方ではアジア800億食の巨大胃袋 ( 日本はたった53億食 ) の争奪戦を勝ち抜くことは至難の業です。
日本企業もこの事実に気付きつつあり、日清食品HD他、ビールメーカーなどもこぞって海外組の育成に力を入れ始めました。繊細さとボリュームの両方に睨みをきかせた戦略には、日本人の感覚を超えた判断も必要です。時間はかかりますが、もう “ 待ったなし! ” の状況です。
( 参考資料:日経MJ 2011年9月11日 )
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント