予習はさせない
中学受験専門塾 『 SAPIX 』 は授業のたびに教科書を配るため、生徒は塾に来て初めてその内容を知ります。この不思議なスタイルは「予習をさせない 」 という学習方針にこだわるためです。要するに 「 問題と解答を丸暗記するだけでは受験に合格することは出来ない。予習せずに授業に出れば、どんな問題が出るか分からなくても対応できる姿勢が身につく」 …というのがSAPIXの考え方です。高い満足度を感じて貰うには 「 不便を感じる状態をあえて作らなければならない時代 」 と高宮社長は言います。
手取り足取りサービスし過ぎず、教育方針に筋を通す姿勢が、受講生や保護者といった顧客の満足度を生むという不思議な試みは、過剰なサービスに慣れた消費者への対応に悩む他の業界にとっても参考になるでしょうか?
( 参考資料:日経MJ 2011年9月14日 )
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