大前研一の税制改正私案
ハーマン・ケイン氏の「9-9-9」タックスプランを日本流に応用したのが、私(大前研一)が提唱しているのが「ダブル10+20」案です。所得税、消費税10%に統一し、法人税を20%にすることで、2009年度の租税総額約75兆円をカバーできます。ちなみに、現行の3大税収(所得税、消費税、法人税)は約49兆円です。加えて付加価値税と資産税を導入するべきでしょう。発展途上国の税制をそのまま成熟国に当てはめていると、徐々に効率が悪くなっていきます。この点を考慮し、どこから税収を得ていくのか、漏れのない公正な税制を抜本的に考え直すことが重要だと私は思います。
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