広がるライトノベル手法
中高生の読者を狙ったライトノベルの手法が大人向けの文芸書籍にも広がっています。
ライトノベルの特徴は、①表紙や挿絵にアニメ風の絵を使う、②文庫での書き下ろし、③キャラが立った主人公によるシリーズ化などです。
イラストやキャラが小説の人気を誘う理由としては、読者の変化があります。現在の20~30代は、ライトノベルのルーツとされる角川スニーカー文庫などに親しんだ人が多く、抵抗なく受け入れられるという背景があります。
また逆に、既存の作家がライトノベルの文庫から作品を発表する動きも出てきました。
日本の文庫のうち、ライトノベルは約2割をしめるようになり、その存在は無視できなくなりました。拡販が優先されるなかで、どんな資質の作家が育つのかに注目したいです。
( 参考資料:日本経済新聞 2012年3月27日 )
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