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2012年4月10日 (火)

バナナが映すアジア経済

身近な食品であるバナナ、この輸入果実の価格はアジア景気の断面を映しています。

年間契約でフィリビン産バナナを輸入している商社によると、産地の人件費上昇に加え、原油高で化学肥料代や資材費も高くなり、契約更新のたびに輸入価格は上昇しています。小売価格は輸入・卸価格ほど変動しませんが、とはいえ輸入価格が上がればスーパー等での特売回数が減るのは間違いありません。最近では、2008年の金融危機後に輸入価格が下がって、特売が活発になりました。現在ではやや消費量がへってきましたが、年間消費量が100万トンを超える果実はミカンとバナナぐらいです。

特に国産果実の出回りが減る3月から6月にかけてはバナナの消費が伸びる季節です。この時期の特売回数の増減はアジア景気を知る一つのてがかりになりそうです。

( 参考資料:日本経済新聞 2012319日)

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