地方店繁盛の方程式 ①
地方では東京で流行している店を真似ても大抵失敗します。商圏が小さく、少ない潜在客の多くを自店のファンにし、頻繁に着てもらわなければ経営は成り立ちません。
鳥取市のタイ料理「アイワナドゥ岩戸」の河合慎一郎店長は、8年前に店を母親から引き継いだ時、店に来てもらえるキッカケを作ること、店に来ない理由を減らすことを心がけました。オシャレな食器を使い、タイ料理を地元客の口に合うように仕立て直し、オムライスや海鮮丼といった定番料理もメニューに載せ、思い切って年中無休営業に変更した…といった工夫が「わざわざ出かける価値のある本格的タイ料理店」という分かりやすい個性に繋がりました。その結果、タイ料理の体裁は保ちながら、デートから家族や地元小学校のPTAの食事会まで老若男女が気軽に使える間口の広さを得ることができたのです。
( 参考資料:日経MJ 2012年7月17日 )
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