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2013年1月 3日 (木)

経営者が占う2013年の景気

主要企業の経営者20人による2013年度の景気見通しは国内総生産(GDP)の伸び率が平均で前年度比1.3%となりました。最も高いのが日本生命保険筒井善信社長の1.7%、最も低いのがJTB田川博己社長の0.7%(~1.2%)でした。

この結果は、海外経済の回復に伴う輸出の持ち直しに加え、年度後半には消費増税前の駆け込み需要も見込まれるため、「景気は昨年に比べて明るさを増す」(第一生命保険の渡辺光一郎社長)と期待する声が多く寄せられた為です。景気の先行きに期待感が強まってきたのは、昨年後半にかけて進んだ円高修正の流れが輸出企業の業績改善につながり、景気を押し上げるとの見方が広がっているためです。2013年の円相場の見通しは、6月末時点の予想の平均が1ドル=8310銭、12月末時点は8460銭となり、70円台後半を予想していた昨年調査に比べ、5円程度円安・ドル高方向に振れました。輸出企業の多くは為替予約を進めているため2012年度の収益にすぐ反映されるわけではありませんが、2013年度以降は恩恵を受けそうです。ただ、「中国をはじめとした新興国の経済発展に伴う外需が日本経済を下支えする」(新日鉄住金の友野宏社長兼最高執行責任者)との指摘もあります。アンケートでは中国の経済成長率の予想は平均8.0%となりました。中国政府が景気下支えのためインフラ投資を加速しているため、景気は減速局面にあった前年から持ち直すと予想する声が多いようです。

( 参考資料:日本経済新聞 201313日 )

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