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2013年1月

2013年1月31日 (木)

2013年 トップに聞く ~ デニーズ

セブン&アイ・フードシステムズの大久保恒夫社長は、2013年のファミレス市場について「チャンスが多く有望だ。消費者の美味しいのにお得だというニーズは大変に強い。単に安いだけでは駄目。味やサービスの良さに加え、落ち着いた雰囲気で食事したいという要望はある。ファミレス業界が対応できていなかっただけだ」と強気な見方をします。その根拠は自社のデニーズで接客や料理の改善が業績向上に繋がっているからです。

消費者は低価格志向では?という見方に対しても懐疑的で、「デニーズでは、この冬のメニューで単価が上がった商品でもお客様が選んでくれている。20115月の社長就任当時は1,000円を超す料理は売れなかったが、今は売れる」と言います。また、客層の変化についても、カフェ(カフェセッテプレッソ )を併設することで、シニア層や中高年女性層がゆっくりおしゃべりできる場所を提供できるので、商機があると見ています。

( 参考資料:日経MJ 2013118日 )

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2013年 トップに聞く ~ ワタミ

ワタミの桑原豊社長は、「 20124月以降、当社の既存店売上高は前年実績を割り続けた。客数だけでなく、高価格帯の料理やアルコールの注文が減り、客単価が下落したのが響いた」と言い、2013年の居酒屋市場について「 昨年に続き厳しい1年になるだろう。消費増税をはじめとした先行き不透明感から会社員の節約志向が強まっているためだ」と予想しています。そして、自社の目標については「来期は最低でも横ばいを目指したい」と語り、そのためには「店舗運営費と新規出店費の抑制が一段と必要になる。前者に関しては、営業時間を短縮する必要性を感じている。後者に関しては、賃料の割安な地方都市への出店を重視する」と考えています。

特に、深夜営業の見直しは業界に一石を投じるかもしれません。

( 参考資料:日経MJ 201319日 )

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2013年1月30日 (水)

値下げの時代ではない

格安居酒屋チェーン 『 金の蔵ジュニア 』 を運営する三光マーケティングフーズの平林実社長は、値下げでお客さんの心をつかむ時代ではないと言います。

居酒屋業界が厳しい理由としては、高齢化で胃袋が小さくなったこと、他人と会話しなくても平気な若者が増えたことなどがあり、今は我慢の時代です。しかし、お客さんの目線で考えれば、まだまだ伸びる余地はあります。外食・中食の垣根をはっきり分けずに柔軟に事業を展開すれば活路は開けるかもしれません。平林社長は「 チカラめしの店舗がもっと増えれば、できたてを素早く自宅まで届けることでシニアを開拓できるでしょう 」 と考えています。

( 参考資料:日経MJ 20121224日 )

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東京チカラめし

三光マーケティングフーズが『 東京チカラめし 』 で牛丼業界に参入した理由は、居酒屋事業は算入障壁が低く寡占化・独占化が難しいからです。そこで、安定需要が見込める日常食に活路を求め、最も大きなマーケットの牛丼を選びました。

焼牛丼としたのは、合理性を求めても先発組には勝てないからで、焼牛丼は調理に時間はかかりますが香ばしさを引き出せる強みがありました。平林実社長は、後発組が出せる商品を先発組が出さないのを見て、「牛丼業界は意外ともろい 」 と思ったそうです。また、東京チカラめしは牛丼にはこだわっておらず、生活密着型のファミリーレストランを目指します。店名をチカラめしと名付けたのも定食屋を目指した証なのです。

( 参考資料:日経MJ 20121224日 )

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2013年1月29日 (火)

宝の山はないのかも?

シニアビジネスが失する理由として、従来のシニアはこうだという残像に引きずられたり。団塊特有の感性を誤解したケースもありますが、近年の経済環境の変化という後発事象による部分も少なからずあります。

20076月末の個人金融資産は1,601兆円と過去最高を記録しましたが、2008年秋のリーマンショックなどの影響で20126月末には1,515兆円まで減少しています。団塊世代の一世帯当たりの金融資産は60代前半時点で2,147万円となり、510歳上の世代の60歳前半時点より3070万円少なくなっています。企業の人件費見直しや子供世代の雇用環境の悪化を考えると、団塊世代が心置きなく消費できる環境ではなくなったのかもしれません。

( 参考資料:日経MJ 20121219日 )

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2013年1月28日 (月)

宝の山に落とし穴

シニアビジネスは宝の山と言われますが、失敗するケースも目立ちます。それは、この世代特有の感覚を見落としているからです。

その1 時間たっぷりは誤解

仕事をしているシニアは多いので、意外に余裕はありません。

学びという動機付けは大事だが、ほどほどの日程にした方が良い

その2 高齢者用に過敏に反応

認知年齢が若い60代にシニア向けを歌うのは厳禁。

CMキャラクターを同世代でアクティブに活動する著名人を選んで、さりげなく「あなたのための商品ですよ」と伝えると、効果的です。

その3 男女別の売り場はダメ

企業戦士でもある団塊世代も、従来のシニアよりも夫婦での行動や共通の趣味が多い。

想像以上に夫婦一緒の購入が多いので、男女一体型のコーナーを設置すると、売上高は伸びます。

( 参考資料:日経MJ 20121219日 )

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2013年1月27日 (日)

POSを接客に活かす ②

南青山のイタリア料理店「イル・テアトリーノ・ダ・サローネ」では、お客さんの名前や連絡先、注文履歴に加えて、食べる速度や酒の銘柄までPOSシステムに入力しておき、再来店時に活用しています。食べる速度は3段階に分け、それに合わせて料理を提供します。酒の銘柄は例えば2回目の来店客が初回よりも高額なワインを頼めば、最初に出したモノに満足していただけると判断して、ワインを薦めるときの参考材料として使っています。

常連客への接客はどうしても個人の記憶力に頼りがちですが、誰でも何時でも同じレベルの接客ができる仕組みを飲食店は作っておく必要があるのです。

( 参考資料:日刊ゲンダイ 20121214日 )

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2013年1月26日 (土)

POSを接客に活かす ①

大阪で1坪あたり月商が40万円超の「やきにく萬野」のPOSレジには、アンケートに協力してもらったお客さんについて「最終来店日時」「累計来店回数」「総支払金額」「過去の注文履歴」「領収書記入時の宛名」などの情報を記録してあります。このデータはスタッフに開放されているので、お客さんと初対面のアルバイトも「前回、こちらをお召し上がりになったので、本日はこちらをお試しになられては?」といった具合に注文履歴を案内できるほか、宛名を聞かずに領収書を容易するなどの細やかな接客が可能となります。

( 参考資料:日刊ゲンダイ 20121214日 )

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2013年1月25日 (金)

ミュージックソムリエ

ワインにソムリエがあるなら、音楽にだって精通した水先案内人がいてもいいではないか?という発想で生まれたのが、ミュージックソムリエなる認定資格です。
いい音楽って何? という疑問に答えられるソムリエのニーズは意外に高いかも?

詳しいことは、NPO法人ミュージックソムリエ協会のホームページを御覧下さい。

( 参考資料:夕刊フジ 20121130日 )

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2013年1月24日 (木)

進化するカラオケボックス

ヒトカラが市民権を得た今、新たに注目を集めているのはバーチャルなバンド体験ができるキダカラです。JOYSOUND京橋とJOYSOUND金町では、カラオケボックスの中に、歌って弾ける便利な楽器『シンガーソングギター』のデモ設置を始めたところ、評判を呼んでいます。このキダー、カラオケのギターパートを弾くことも可能で、カラオケボックスがスタジオに変貌して、バンドマン気分が味わえます。このキダーとカラオケの合体、どこまで定着するでしょうか?

( 参考資料:夕刊フジ 20121218日 )

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2013年1月23日 (水)

漫画を読んで契約交渉

ロッテナインは野球漫画 『 グラゼニ 』 を読んで、フロントとの交渉に臨んでいるそうです。

選手と球団の生々しいやりとりが書かれているとはいえ所詮は漫画と思うなかれ、現実が漫画に学んでいるんですから。

( 参考資料:日刊ゲンダイ 20121221日 )

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2013年1月22日 (火)

スーパーのシニア対策

スーパー各社がシニア対応を強化しています。その一部を列挙すると…

①少量詰め合わせ

②値札にカロリー・塩分表示

③棚高さ20センチ下げ

④拡大鏡付きのショッピングカート

( 参考資料:日経MJ 20121224日 )

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2013年1月21日 (月)

かつや

アークランドサービス ( かつや ) の臼井健一郎社長のインタビュー

「 好調な理由は、昨年から本格的に始めた定番メニューの割引キャンペーンの効果が大きい」

「 これ以上の恒常的な値下げには踏み切らない。ただし、期間限定の値引きキャンペーンをすることで集客力を高める。昨年より回数を増やしていく」

「 売上拡大のために女性客を獲得する戦略を採ることはしない。定番メニューでお値打ち感を出して勝負する」

( 参考資料:日経MJ 2013 年1月14 日 )

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松屋フーズ

緑川源治社長のインタビューより

20124月以降は息切れし、既存店売上高の前年割れが続いた。コメや肉の価格高騰もあって、収益は厳しく、今考えれば値下げはやらなければ良かったかなとも思う」

「 消費者の安さに対する反応が以前より鈍くなったのは事実だろう。競合他社が同じような価格帯で販売する中、価格を1020円下げても印象が薄い 」

「 焼き牛丼の登場で、切り口や見せ方を変えれば消費者に魅力を伝えられると再認識した。店での作業効率も考えながら新しいメニューを開発し、消費者に分かりやすく伝える方法を考えたい」

( 参考資料:日経MJ 2013 111 日 )

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オリジン東秀

前原正憲社長のインタビューより

「 今年も比較的厳しい事業環境が続くとみている。会社員を中心に節約意識が高まり、手弁当で食事を済ませている人が増えているのではないか。コンビニとの競争も激化している」

「 コンビニとの差別化のために出来たて感に一層こだわる 」

「 客単価は420円前後だが、今後は300円台の商品を増やし、値頃感を訴求する必要がある。数十種類ある弁当をある程度集約し、食材調達の徹底した効率化を検討中だ」

「 朝食時間帯の営業強化らも取り組む。寝起きの胃にもたれない小容量の弁当類を投入するなどして需要を掘り起こしたい」

( 参考資料:日経MJ 2013 121 日 )

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リアル店舗だけではダメ

リアル店舗がいくら強くともネットを全く利用しないという選択肢は考え難いと言えます。アメリカではデジタルとリアルの顧客接点を融合するオムニチャンネルへの取組が進みつつあります。

また、アメリカではネット通販のシェアが15%に達した業界では企業再編が本格化されると言われています。具代的には、書籍市場で15%を超えた時、書店チェーン2位のボーダーズが倒産し、業界が大きく変動しました。日本出もネット対応を無視してリアル店舗だけに固執する業者はいずれ存続が脅かされるでしょう。

( 参考資料:日経MJ 201314日 )

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2013年1月20日 (日)

キーワードは気付き ②

店を作る上でも、気付きはキーワードとなります。売り場構成にテーマ性を持たせ、ネットでは得られない五感に直接訴えかける陳列が商品の購入を促します。

渋谷ヒカリエでは、エレベーター周辺に自主編集した日用雑貨の売り場を設けて、日常の生活シーンに応じた商品提案をし、消費者に新しい発見を与えるようにしています。

( 参考資料:日経MJ 201314日 )

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2013年1月19日 (土)

キーワードは気付き ①

無尽蔵に品揃えができるネット通販ですが、意外と消費者は商品の量を求めているわけではありません。情報過多のネットでは自分の欲しい情報を集められない消費者は少なくありません。

そうした中で、リアル店舗が存在感を増すためには、来店客の即時的な需要を満たす接客の力が欠かせません。店頭で売れ筋や商品を詳細に説明し、気付きを与えてくれるプロの助言に対する需要は底堅いと見ていいのです。体験を通じて専門的な知識を磨き、アドバイス力を高めた店員の充実が強い店となるためのポイントとなるのです。

( 参考資料:日経MJ 201314日 )

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2013年1月18日 (金)

時間外貸し切りします

家具・ホームセンターの島忠は201210月に開店前と閉店後の営業時間外を利用して、個別のお客さんに家具のコーディネイトなどの相談に乗る店舗貸し切り予約を始めました。

対象は結婚に伴い、家具を購入するカップルとし、事前に住む家の間取りを聞いて、3Dで家具を配置したシュミレーション画像を用意します。さらに、部屋の広さに合わせて家具を配置した空間もしつらえます。要望に応じて家具を入れ替え、具代的なイメージを示します。

11月までの新サービスの利用状況は見込みを5割上回るという滑り出しで、通常2割の成約率が8割前後まで伸び、かつ失敗せずに済むという安心感が、通常の2倍の客単価につながっています。

( 参考資料:日経MJ 201314日 )

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2013年1月17日 (木)

接客はタダじゃない

大丸松坂屋百貨店が 「 接客は無料 」 という常識を破り、お客さんと店員の新たな関係作りを試みています。サービス名は「 ショッピングナビ 」 で、婦人服売り場を中心に導入しています。お客さんは903,000円で、上得意客でなくても1人の店員を専属スタイリストとして独占できます。先行導入した大丸梅田店では、月に100200万円の販売に結びついた事例もありました。

接客はリアル店舗の強みですが、薦められると買わなかったら申し訳ないと葛藤を抱くお客さんもいます。だが、接客が有料であれば、お客さんと店員はドライな関係を保てるので、提案を受けても買う必要はないと割り切れます。また、店員も様々な商品を紹介することで、店内の買い回りをお客さんに促せます。

もちろん、有料だけに質は厳しく問われますので、接客術の向上が絶えず求められます。

( 参考資料:日経MJ 201314日 )

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2013年1月16日 (水)

リアルの強みを磨け ①

東京・二子玉川で20113月に開業した地域産品の専門店 「 オカッテ 」 は、40㎡の店舗の4分の一をキッチンに割き、毎週ユニークなワークショップが開き、多数のお客さんを集めています。農家や食品メーカー社員がキッチンに立ち、お客さんは栽培や加工にまつわる裏話を聞きながら、地域豊かな料理を食べたり、調理法を習ったりします。もちろん、催し物のあとにネット通販を利用するお客さんも多いですが、来店客数は右肩上がりです。白田社長は「 中抜きは気にしない。そういう成功例が多くなるほど店の力も上がる 」 と言います。

供給者にとってもマーケティングの参考になり、結果として店内には絶えず新商品が並び集客効果も続いています。白田社長は「 消費者と農家やメーカーを結ぶ役割を果たすのはリアルの売り場だけ。ネットに置き換わることはない 」 と言葉に力を込めます。

( 参考資料:日経MJ 201314日 )

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2013年1月15日 (火)

スタッフスナップ

スマホ向けアプリ「スタッフスナップ」では、アパレル店員が自分の感性で選んだ品を着用し、閲覧者に自ら情報発信しています。閲覧者は自分の感性に近い店員の着こなしをいつでも参考にすることができ、やがて、その店員のファンになります。通常なら、お客さんは店に来てから店員と接点を持ちますが、このスタッフスナップは、その接点をネット空間に広げ、お客さんに来店動機を促します。また、閲覧者が好きな着こなしをマイアルバムに登録すると、その件数がランキング表示もされます。これが各店員のファン拡大につながるだけでなく、店員のやる気も高め、着こなしの提案の資質向上が期待できるのです。

( 参考資料:日経MJ 201314日 )

http://staffsnap.jp/

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2013年1月14日 (月)

ネットとリアル

ヤフー執行役員の坂本孝治氏はネット店舗とリアル店舗の強み・弱みについて、次のように説明しています。

「リアル店舗は商品そのものに触れたり、出来たての食品を買ったりできることが最大の強みです。おそらく、どのネット通販も生鮮食品で成功していないことが、これを証明している。ただし、米や水といったかさばる商品や、多種多様でリアルでは十分な品揃えが難しい自動車部品なとばネットが強い。ネットは安いと思われているが、ヤフーはリアルと互角の水準だと思う。ネットでは価格を比較しやすいので、その時に一番安く売っている店を見つけることが出来る。それが安さのイメージにつながっているのかもしれない。

そもそも両者はコスト構造が違う。リアルでは顧客が商品を殆ど持ち帰るが、ネットではそうはいかない。送料無料化の流れで負担は増大している。ただし、ネットは規模のメリットが出しやすい。リアル店舗は大きさを2倍にすれば人件費も賃貸料も2倍になるイメージだが、ネットは取扱量が2倍になっても2倍のコストはかからない。

ヤフーの通販サイトでは、リアル店舗を持つ業者のほうが売れ行きがいい。消費者は馴染みのある企業から商品を購入する傾向があるからだ。リアルの世界で磨いたノウハウには、ネットでも生きるヒントがたくさん転がっているはず。店頭の展示方法を応用したり、接客で得た情報を紹介することでサイトを充実できる。」

( 参考資料:日経MJ 201314日 )

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2013年1月13日 (日)

ネット通販で大事な3点

ヤフー執行役員の坂本孝治氏はネット通販のポイントを次のように指摘します。

「 ネット通販で大事なことは3つ。商品が豊富にあり、探しやすく、確実に届くこと。こうしたサービスが評価されていれば必ずしも最安値である必要はない。リアル店舗を守るためにネットのサービスから距離を置く発想は逆効果だろう」

( 参考資料:日経MJ 201314日 )

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2013年1月12日 (土)

特殊立地に商機あり

ミックジャパンが運営する「ミックのくすりばこ」は、安い賃料で営業できるデットスペースを活用したウォークスルー型店舗です。

自分で商品を探す従来型のドラックストアではなく、カウンターで注文して商品を受け取るスタイルの店舗です。広さは薬事法で定められた最小面積13.2㎡ギリギリですが、出店費用が従来の半分以下の300500万円で済みます。賃料は通常の10分の1ですが、採算性を考慮して販売員は1人に限定し、利幅の厚い中堅メーカー品の重点販売で収益面のハードルをクリアしました。

「 人通りがありながら、他社が出せない盲点の立地は多い 」という貴島社長の着眼点はさすがです。そして、競争が激化する業界では、特殊立地、狭小立地の価値は高まっているのです。( 参考資料:日経MJ 201314日 )

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2013年1月11日 (金)

オムニチャンネル ② 魚屋は iPad の中

東京・吉祥寺の商店街の外れにある駐車場に一風変わった魚屋があります。

吉川仁さんが経営するその店は、大漁旗を敷いた机の上にiPadが置いてあります。そして、その画面は北海道小樽市の川嶋鮮魚店の店頭が表示されており、お客さんはテレビ電話でつながる画面越しに、小樽の店主から商品の説明を受け、価格交渉します。商談が成立すると、吉川さんが別のiPadに魚の種類と量を打ち込んで伝票を作成し、メールで送信します。注文品は翌日に宅配され、吉川さんは15%を手数料として受け取るという仕組みです。

初期投資は端末等に数万円、通信料も月々数千円で、年間数百万円の注文を取ります。将来的には農産物を含め、様々な産地や商店をiPadでつなげる腹づもりだそうです。

1人ではつながる相手も限られる。学生でもサラリーマンの副業でも私みたいに故郷の産地や友達の店とつながり、好きな場所で商売する人を増やすのが本当の目標」 と言う吉川さんのもとには教えを乞う若者が次々とやってきています。

( 参考資料:日経MJ 201314 日 )

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2013年1月10日 (木)

オムニチャンネル ①

アメリカでは、リアル店舗とネットのサービスをシームレス ( つなぎめなし ) で融合し、お客さんが商品を見て、選び、購入し、手にするという接点を最大限に広げるオムニチャンネルという概念が浸透しつつあります。単にネット通販と店頭販売を同時に手がけるのではない。お客さん一人1人の行動に合わせ、ネット・店頭での販促や説明、受け渡しなどを組み合わせ、どこでも最適なサービスを提供する考え方です。オムニチャンネルでは大型店だけではなく、お客さんのそばの小型店も一つの接点として重要な役割を果たします、いわば、ネットとリアル双方でどこでもストアか促されるのです。このオムニチャンネル、日本でも登場し始めています。

( 参考資料:日経MJ 201314日 )

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2013年1月 9日 (水)

2013年の個人消費

セブン&アイHD 鈴木敏文会長「 今年前半の消費はある程度高い水準でいくのではないか。後半もそれが続くかどうかは安倍政権による政策次第でもある」

イオンリテール 村井正平社長「 今年も消費環境は厳しい状況が続く 」

( 参考資料:日経MJ 2013 17日 )

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ホットビール

ホットビールを飲んだことがありますか?。自宅の電子レンジで黒ビールを温め、シナモンと角砂糖を入れて一口すすると、熱かんほどに温まった黒ビールの苦みとコクがいっぱいに広がります。ガトーショコラと妙に合い、不思議にウマイそうです。
アレンジもOK、生クリームを入れた「ウインナ・ホットビール」はコーヒー感覚で何杯もイケます。が、アルコール度数は普通のビールと同じなので飲み過ぎるとヘロヘロになるのでご注意を!。
ちなみに「本場ドイツでは昔から、寒い季節の定番の飲み方」だそうで、この冬、キリンビールでは、黒ビール「一番搾りスタウト」をホットビールの推奨銘柄として、全国の飲食店やスーパーでプロモーションを展開する予定です。

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2013年1月 8日 (火)

フィリピンのヒット商品事情

ユニクロ1号店がオープンしたが、世界同一価格のため、一部の富裕層にしか受け入れられないという見方があった。しかし、蓋をあけると客足は途切れず、フィリピン人の購買力が予想以上に上がっていることを示した。売上は予想を3割上回り、全世界のユニクロの上位30に入る繁盛ぶり。

また、深夜まで働くBPO従業員の増加により、夜の屋台に人気が集まっています。

( 参考資料 日経MJ201311 )

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2013年1月 7日 (月)

海外のヒット商品

韓国 ① 江南スタイル ② スマホ用ゲーム「エニパン」 ③ 弁当

インド ① フリップカート ② 象の像のエコモデル ③ 多目的スポーツ車

ベトナム ① LCC ② 大型SC ③ 家庭菜園

フィリピン ① ユニクロ ② 日本食チェーン ③ 夜の屋台

ロシア ① 万能調理器具など健康関連商品 ② デモグッズ ③ ロシア発ファッション

イタリア ① 高速鉄道「イタロ」 ② 映画「北へようこそ」 ③ ジェラート店「グロム」

イギリス  ① KERBの移動外食店 ②ジ ンブーム再来 ③ 帰宅ランニング

( 参考資料 日経MJ201311 )

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2013年1月 6日 (日)

結果よりもロジック

著名なエコノミストがお客さんに「そろそろ相場も底打ちするころですね」と話しました。ところが相場は逆に動きました。その後、訪問した際、その人が動じることなく「この前提条件が違ったからなんです」と言うと、お客さんは怒るどころか、「そうですね、そこが違えば同然ですね」と納得したそうです。

顧客がエコノミストに期待するのは、結果のみではないのです。つまり、顧客は結果より予測の前提にあるロジックを重視しているのです。当たりハズレが交錯するマーケットで重要なのは、なぜ相場はこう動くと予測したのかというロジックなのです。結果オンリーではなく、予測が外れても、その理由を究明し、次回に活かそうとする発想は大事なのです。

( 参考資料:夕刊フジ 2012126日 外資系コンサルタントのコラムより)

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2013年1月 5日 (土)

大前研一 2013年への処方箋

① 規制緩和で経済を立て直せ

規制をちょっと解くだけで、とんでもない経済効果が生まれる。例えば、山手線内側の建物は容積率を2倍にしてみてはどうか?

② サラリーマンはノウハウを磨け

自分の老後を想定しながら生きることを勧めたい。

40代なら、会社で培ってきたノウハウを若い人に伝授する。慕ってくれる人を増やすのも有意義な会社人生のはず

50代なら、会社経営に興味を持って欲しい。興味を持てば、自社の問題点に気付くはず。

③ 退職後の趣味を20用意せよ

20用意すれば、4つか5つはすごく気に入ったものが残るはず。今やりたいと思うことがあったら、すぐに始めたほうがいい

( 参考資料:夕刊フジ 201211日 )

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2013年1月 4日 (金)

経営者が占う2013年の株価

主要企業の経営者20人による2013年度の株価見通しは、年後半にかけて株価が一段と上昇するとの見方が多かった。安倍晋三政権の脱デフレ政策に加え、米景気の回復にも支えられ、企業業績の改善につながるとの声が目立ちました。ただ、株価は急上昇したこともあり、その反動で年前半に調整局面があるとの予想も。

日経平均株価の高値予想の平均は1万1825円でした。

最高値はオリックスの宮内義彦会長と大和証券グループ本社の日比野隆司社長の1万3500円。日比野社長は「日本株の再評価が本格化する」と予想。宮内会長は「震災復興の本格化や社会インフラの老朽化対策など内需拡大による株価上昇に期待したい」と語りました。

高値の時期は12人が1012月と答えました。アサヒグループホールディングスの荻田伍会長は「国内経済は金融緩和による景気押し上げ効果で年後半から緩やかに回復する」、日本ガイシの柴田昌治相談役も「米国や欧州の景気回復で、年後半から世界経済の成長が期待される」と話しています。年前半から年央にかけて株価は調整するとの見方もあります。武田薬品工業の長谷川閑史社長は「欧州問題や、米景気回復の遅れで年前半は軟調」と予想。伊藤忠商事の岡藤正広社長は「株価は年初から上昇するが、夏ごろからは景気の先行きに不透明感が生じ、弱含むだろう」とみます。

安値予想の平均は9125円で、1~3月に付けるとの見方が多いようです。最安値は伊藤忠の岡藤社長と東京海上ホールディングスの隅修三社長の8500円でした。

( 参考資料:日本経済新聞 201313日 )

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2013年1月 3日 (木)

経営者が占う2013年の景気

主要企業の経営者20人による2013年度の景気見通しは国内総生産(GDP)の伸び率が平均で前年度比1.3%となりました。最も高いのが日本生命保険筒井善信社長の1.7%、最も低いのがJTB田川博己社長の0.7%(~1.2%)でした。

この結果は、海外経済の回復に伴う輸出の持ち直しに加え、年度後半には消費増税前の駆け込み需要も見込まれるため、「景気は昨年に比べて明るさを増す」(第一生命保険の渡辺光一郎社長)と期待する声が多く寄せられた為です。景気の先行きに期待感が強まってきたのは、昨年後半にかけて進んだ円高修正の流れが輸出企業の業績改善につながり、景気を押し上げるとの見方が広がっているためです。2013年の円相場の見通しは、6月末時点の予想の平均が1ドル=8310銭、12月末時点は8460銭となり、70円台後半を予想していた昨年調査に比べ、5円程度円安・ドル高方向に振れました。輸出企業の多くは為替予約を進めているため2012年度の収益にすぐ反映されるわけではありませんが、2013年度以降は恩恵を受けそうです。ただ、「中国をはじめとした新興国の経済発展に伴う外需が日本経済を下支えする」(新日鉄住金の友野宏社長兼最高執行責任者)との指摘もあります。アンケートでは中国の経済成長率の予想は平均8.0%となりました。中国政府が景気下支えのためインフラ投資を加速しているため、景気は減速局面にあった前年から持ち直すと予想する声が多いようです。

( 参考資料:日本経済新聞 201313日 )

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2013年1月 2日 (水)

夢の福袋

福袋の魅力は安さだけではありません。初夢を見させてくれる体験型が多いのが最近のトレンドです。

小田急電鉄、そして東急百貨店・東武百貨店には鉄道員体験ができる福袋があり、制服での記念撮影や運転、車掌体験など工夫を凝らしています。また、「あなたもフラガールになれる福袋」「ミュージカル・エデンの北に親子で出演」のように、舞台に立ったり、演技ができる体験型福袋もあります。さらに、動物園や水族館での飼育員体験、貴乃花部屋での一日体験、米作り名人に学ぶ稲作体験などの福袋もあります。

いずれも抽選販売のため行列に並ぶ必要はありませんが、倍率は高く、年初の運試に丁度良いかもしれませんね。

( 参考資料:東京新聞 201311日 )

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2013年1月 1日 (火)

謹賀新年

平成25年、そして2013年もどうぞよろしくお願いいたします。

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