宝の山はないのかも?
シニアビジネスが失する理由として、従来のシニアはこうだという残像に引きずられたり。団塊特有の感性を誤解したケースもありますが、近年の経済環境の変化という後発事象による部分も少なからずあります。
2007年6月末の個人金融資産は1,601兆円と過去最高を記録しましたが、2008年秋のリーマンショックなどの影響で2012年6月末には1,515兆円まで減少しています。団塊世代の一世帯当たりの金融資産は60代前半時点で2,147万円となり、5~10歳上の世代の60歳前半時点より30~70万円少なくなっています。企業の人件費見直しや子供世代の雇用環境の悪化を考えると、団塊世代が心置きなく消費できる環境ではなくなったのかもしれません。
( 参考資料:日経MJ 2012年12月19日 )
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