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2013年2月 3日 (日)

懐かしさで長居させる

川崎市にある居酒屋 「 なっぱjuicy 」 には、20代後半から30代が喜びそうな懐かしの玩具・雑誌・書籍が至る所にあります。これらを目にし、手に取ることで、懐かしさを感じさせ、来店者同士の会話を弾ませようとしています。こうした店作りが受け、月商は400500万円に達しています。滞在時間は34時間で、客単価は一般の居酒屋の2,5003,500円と比べてやや高めの3,700円となっています。

大阪市の 「 個室居酒屋64組 梅田分校 」 は小学校をモチーフとした居酒屋です。月商1,000万円と繁盛している秘訣はディテールへのこだわりです。個室の入り口には「6年1組」「職員室」といったプレートをかかげ、スタッフはジャージや白衣姿で先生らしさを醸しだし、メニューには学校給食の定番が並んでいます。小学生6年生レベルの小テストも実施し、100点を取ると駄菓子やプレゼントされます。

消費者が外食に求めるモノは、必ずしも美味しさではありません。仲間と懐かしさを共有して楽しく過ごせる店だから、友人や同僚を連れて行きたいという心理が働くのです。この両店の成功はお客さんにとって本当に楽しい店とは何か?を考えるヒントが詰まっているのです。

( 参考資料:日経MJ 20121130日 )

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