男性ファッション誌が売れている
雑誌市場の縮小が止まらない中、30~40代男性向けファッション誌が健闘し、部数は前年を3割弱上回ったようです。
ネットに情報が氾濫しているにも関わらず、部数が伸びているのナゼでしょうか。
30~40代はもともとネットではなく紙媒体で情報を得ていた最後の世代です。このため、雑誌に対して信頼感や親近感を抱く人が少なくありません。このため、ネット情報には提案力や蘊蓄を語る力がないと感じ、教科書としての雑誌に向かう傾向があるのです。
また、この世代は、元々黙し並みや清潔感を重視する傾向があります。社会的地位の向上に伴うワンランク上野ファッションへの関心が高まったこと、交際相手を探すために街コン等に参加するリピーターの学習教材となっていることがニーズを高めたと思われます。
出版不況であっても、ネットでは満たされない利便を提起し、必要と思われるコンテンツを提供できるタイトルやジャンルは伸びる可能性があるのでしょう。
( 参考資料:日経MJ 2013年1月7日 )
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