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2013年12月10日 (火)

2013年ヒット商品番付 ⑦ 2014年トレンド予想

2014年最大の試練は4月の消費税増税です。可処分所得は減り、消費は縮むと予想されます。が、17年前の増税時を振り返ると、暗いことばかりではなく、むしろ息の長いヒット商品が次々と生まれました。今回は、2020年の東京五輪も見据えて、脱ガラパゴス商品がヒットのキーワードになりそうです。

羽田空港が来春、国際線の便数を増やすことで訪日外国人の増加に弾みがつきます。この追い風を受けて、世界ブランドの高級ホテルが相次いでオープンします。3月には大阪に地上300メートルの「あべのハルカス」がオープンし、スカイツリーと並ぶ観光スポットとして人気を集めそうです。ソチ五輪とワールドカップで日本選手が活躍すれば、消費に勢いがつきます。デジタル家電気業界は高単価な4Kテレビへの買い換えを期待しています。

反面、日常の消費生活は厳しくなります。駆け込み需要の反動、可処分所得の減少で個人消費は実質1.9%押し下げられます。とはいえ、1997年の増税時とは消費ムードが逆なので、消費マインドが明るくなっています。意外な大ヒットが生まれる素地は十分にあるのかもしれません。

( 参考資料 日経MJ2013124 )

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