新しいサービス

2017年11月 4日 (土)

客層分析やめます ②

ローソンは2017年11月から順次導入する新型POSレジについて、客層ボタンをなくします。

同社は共通ポイントのポンタを採用しており、ポンタの会員データのほうが客層ボタンのデータより精度が高く、ピンポイントな販促ができるのです。

ポンタ会員の売上は現在ローソン全体の5割です。カード会員情報から得られてPOSレジから得られない情報の一つがリピート需要です。特定の顧客が繰り返し高頻度で買う商品については、売り場スペースを増やして目に留まりやすくことができるのです。その成功例の一つが2012年に発売した糖質を抑えた食事パン「ブランパン」です。当初の売れ行きは冴えなかったが、リピート率は5割と、売れ筋の菓子パンの約2割を大きく上回りました。店頭で宣伝し、風味を高めたことで、2016年ドは約6000万個を売るヒット商品になったのです。

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2017年11月 3日 (金)

客層分析やめます ①

100円ショップのセリアは顧客の性別・年代を集めることを止め、SNSや街中の消費者の生の姿からヒット商品を作る試みに挑戦しています。

セリアの河合社長は 「 お客様センターに寄せられる声には引っ張り過ぎないようにしている 」 と言います。セリアには一日80万円が来店しますが、その大半は何も言わずに店に来て買い物をして出て行きます。だからこそ声を発する少数の消費者に引っ張られずきると、他の多数の消費者に支持されない商品を多く扱ってしまいます。だからこそ、品ぞろえは民主主義であるべきというのがセリアの考え方なのです。

セリアと一緒に商品開発を手掛けている雑貨メーカーのサンノートの野口智史経営企画部長は 「 商品開発で重視するのは、なぜ売れていて、その背後にどんな欲求があっのか突き詰めること 」 と話しています。

生身の消費者が何を考え、どう行動しているか?の答えはPOSなどで抽象化されたデータからは見えてきません。 「 商品開発はいつでも賭け 」 と河合社長は言います。その賭けに対して膨大なデータを収集、分析する時間や費用をかけても、過去の結果から有意義な答えが見つかる保証はありません。答えが出ない課題は解かないと割り切るのがセリア流です。

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2017年10月21日 (土)

機内食総選挙

全日本空輸は人気メニューを選ぶ 「 機内食総選挙 」 で上位になった機内食を2017年12月から国際線で提供します。SNSを通じて、和食と養殖に分けたメニューに投票してもらい、それぞれ上位2位にランクインした料理を実際に提供する仕組みです。包装に工夫したり、トレーの色を複数用意して薄暗い飛行機の中でも映えるようにしています。画像がネットで拡散することを想定し、機内食の見栄えや彩りも意識した、いわゆる 「 インスタ映え 」 で利用者増を目指します。

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2017年10月20日 (金)

若手シェフが創作料理

日本航空は一部の国際線エコノミークラスで2017年9月から若手シェフが監修した機内食の提供を始めました。若手料理人を発掘するコンテストで優秀な成績を収めたシェフ6人がメニューを提案し、3か月ごとに提供するメニューを替えて年間160万食を提供する予定です。機内食はおいしくないという先入観を持つ人もいますが、シェフのこだわりとあるゆる世代が食べられるメニューの提供で、機内サービスの満足度を高めてリピーターを増やすことを目指します。

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2017年10月 3日 (火)

ヘルスツーリズム

鬼怒川温泉が健康増進と観光を組み合わせたヘルスツーリズムに取り組んでいます。

ヘルスツーリズムは、参加者が旅行を通じて自分の体の状態をよく知ることが特徴で、自然環境を生かした旅行プログラムの中に様々な仕掛けが盛り込まれています。自ら健康増進に取り組むきっかけを観光を通じて提供し、病気の予防につなげます。

鬼怒川温泉では勉強会を開始し、先行地域への視察なども踏まえて旅行商品を企画していきます。ピーク時の半分以下に減った宿泊客は近年回復傾向にありますが、依然として団体旅行での宴会のイメージが根強く、客層を広げるための新たな魅力づくりを目指します。

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2014年4月27日 (日)

性善説も大事ですけど

西友の生鮮食品満足保証プログラムについて疑問を投げかける意見 がネット上でありました。

2002年の偽装肉返金事件という古傷がある西友だけに、もっと慎重にコトを進めて欲しい気がしましたね。もし何か問題があれば即時にサービスを打ち切り、一般の利用客に迷惑をかけないようにして欲しいです。

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2014年4月 4日 (金)

生鮮食料品満足保証サービス

西友は生鮮食品に不満があった場合、レシート持参で全額を返金する生鮮食品満足保証プログラムを全店で始めました。どんな不満でも受け付け、食べてしまった後でもOKです。このプログラム、アメリカのウォルマートが実施し、現在では世界各地のスーパーで導入されています。

とはいえ、こんなサービスがいつまでも続くのか、ちょっと心配です。

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2013年10月23日 (水)

副作用をなくせ

癌は手術ができない場合は諦めるしかないと言われてきましたが、様相が変わってきました。

その一例が 「 分子標的薬 」 の登場です。従来の抗がん剤は正常な細胞まで攻撃してしまう可能性があったのに対し、分子標的薬はがん細胞のみを標的にするため、副作用は少ないとされるのです。

( 参考資料:日経産業新聞 20131023日)

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2013年9月 8日 (日)

アメリカの食品付加価値表示

アメリカでは、アレルギーや不耐性のように自分の身体が受け付けないものを排除するという消費者行動の方向性に対して、食品の表示が見事に調和しているそうです。日本でも食品アレルギーの啓蒙活動が盛んですが、アメリカでは電子商取引分野でもその動きが加速化しています。食品の様々なアレルゲンのうち、何が減量として入っているかが瞬時に確認できる機能も付け加わり始めています。日本の食品表示もまだまだ改善の余地がありそうです。

( 参考資料:日経MJ 2013 96日 村山らむねコラム )

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2013年9月 6日 (金)

団塊の世代はいらない ①

千葉県のいすみ鉄道の鳥塚亮社長は 「 手がかかる、うるさい、いずれいなくなる団塊世代は来なくていい」 とブログで発言し、物議を醸しています。

これは、いすみ鉄道が何しない楽しみを売りにしているということが大きな理由のようです。豪華な旅行を期待しているなら、他に行って下さい…というスタンスは、なかなか面白い戦略です。

( 参考資料:日刊ゲンダイ 2013 97日 )

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