目指せ!日本一の販売店

2012年4月20日 (金)

多層型で勝つ

ユニクロ銀座店は多層型であるにも関わらず、高い回遊性を誇ります。

まず1階を巨大な玄関と位置づけ、顧客を中に誘導します。その後に大型ディスプレーや通路横の壁面展示スペースを効果的に使って、上層階で扱う商品のPRを図ります。最上階の12階に最良の商品を配置し、わざわざ行く目的地としています。そして、ハードの不便さを補うのが店員の柔軟な縦応力です。混雑時の行列を臨機応変に整理することなどで、店の回遊性と利便性を高めています。

今後の店づくりのヒントが詰まっているユニクロ銀座店、一度は行ってみたいですね。

(日経MJ2012420日)

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2012年1月17日 (火)

無名でも商才 ④

水産物輸入商社の 「 コダック 」 は、 「 翡翠の瞳 」とネーミングされた豪州産アワビなど、大手がマネできない商品を揃えており、デフレの影響はありません。

「 ヨシムラフードHD 」 は、中小の食品メーカーを次々と参加に納めて経営を効率化し、海外でも戦える競争力を高めることを目指しています。

「 TTNコーポレーション 」 は、24時間の生産体制を確立して最短2日の納期を実現し、逆風下にある畳業界で業績を伸ばし、最大手に成長しました。

和装専門店 「 くるり 」 は、お稽古ごとをつまみ食いできる「 和の女塾 」 を開き、和装の間口を広げる販売方法をとり、新規客やリピーターを獲得して売上増を実現しています。

( 参考資料:日経MJ 201216日 )

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2012年1月16日 (月)

無名でも商才 ③

小平市の 『 シルバーサポート 』 は介護が必要な高齢者のカットを行う移動美容室を運営しています。

髪の毛のカットはもっぱらボランティアに支えられていますが、それゆえに利用者はヘアスタイルの要望が言いづらく、通称「 特養カット 」 と呼ばれるような同じ髪型になりがちでした。

シルバーサポートは料金を頂くが、利用者の要望を聞き、髪の毛を染めたり、ブローするサービスを行います。おしろいを施し、紅を引くとお婆さんの表情が明るくなるそうです。社員全員がホームヘルパー2級の資格を持ち、高齢者とのコミュニケーションを円滑に進めることが出来ます。

( 参考資料:日経MJ 201216日 )

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2012年1月15日 (日)

無名でも商才 ②

イオン城下町と言われる茨城県下妻市にある 『 キダストアー』 は日本一お年寄りに優しい店を目指すことを標榜しているスーパーです。

店内には高齢者が一息付けるベンチがあったり、孫と来ても退屈しないように絵本も備えてあります。値段は決して安くはありませんが、価格表も大きめで分かり易いものになっています。

取り組みは些細なことばかりです。しかし、こうした取り組みの積み重ねを持続することは、効率化や短期的な成果が求められる大企業にとっては容易ではありません。キダーストアはこの地域の高齢者の生命線なのです。

( 参考資料:日経MJ 201216日 )

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2012年1月14日 (土)

無名でも商才 ①

名だたる大企業も戦後の焦土から庶民の息づかいを感じ取り、成長の礎を築きました。どんな企業も産声を上げた時は無名です。名も無い企業の商才こそがニッポンに横たわる数多くの問題を解きほぐしてくれるはずです。明日から三日間、そんな無名の商才溢れる企業を紹介していきます。

( 参考資料:日経MJ 201216日 )

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2010年11月18日 (木)

ユニクロで経営者の感度が分かる

多くの人は「ユニクロは薄利多売」と思っていますが、実は利益率を高いものを売っており、粗利益率はなんと約50%なのです。強靭な財務力を生かし商品の品質を上げ、サービスを強化したことで得た利益で、さらにそれらを強化するという好循環を作っているのです。

ですから、経営者の方々には、ユニクロの店舗を、お客さんの視線で隅々まで見ることを勧めます。もし、安さ以外に売れる理由が見つけられなかったら、その経営者の感度は低いと言えます。反対に、「あっ、ここが売れるポイントなのか」と気付く数が多ければ、その経営者には商売の感度が備わっていると言えるでしょう。

( 参考資料:日経トップリーダー  201010月号 )

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2010年11月17日 (水)

ユニクロのいいところ

① 価格が想定範囲内

② ベーシックで使いやすい

③ 色・サイズが豊富

④ 店が明るく、きれい

⑤ 試着や裾上げがスムーズ

⑥ 話題の商品がある

⑦ 行くたびに何か新しい

⑧ 意気込みが伝わる

⑨ 接客態度がいい

⑩ 便利な場所にある

( 参考資料:日経トップリーダー  201010月号 )

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2010年11月16日 (火)

ユニクロの強さに学べ

ユニクロが強いのは次の3点を押さえているからと言います。

① 肌感覚で、ニーズをつかむ

② お客さんを説得しないとモノは売れない

③ 日本一でなく、世界一を目指す

つまり、顧客になりきって、商品を考え、特徴を分かりやすく、世界に伝える。

中小企業もこの本質を押さえれば、面白いように売れるというわけです。

( 参考資料:日経トップリーダー  201010月号 )

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2009年11月19日 (木)

中古車の巨人 悪路快走

中古車大手のガリバーインターナショナルが低迷する市場で、販売台数を伸ばしています。

60万台という国内最多の中古車買い取りデータを基に残価の算出精度を高め、残価保証型ローンを2004年に導入しています。そして200811月より、月々の支払いがたった1900円から…という残価保証型ローン「楽のりプラン」を提供しました。他にも、国産車の修理保証期間を最長10年に延ばすなど、古い商慣習・体質と距離を置いた姿勢が、消費者の支持を得ています。

(参考資料:20091021日 日経産業新聞)

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2009年8月 7日 (金)

ヤマダよりヤマグチ ④ 厚利長売

東京・町田市の家電販売店『 ヤマグチ 』 は、毎週土曜日にさまざまなイベントを開催しています。いずれも家電の購入には直結しませんが、 「 お客様に喜んでもらい、ヤマグチとの関係をより長く、強力なものにしていく上で欠かせない」 要素となっています。

こうしたコストも 粗利益が厚いからこそ賄える のです。粗利益の一部をイベントやアフタサービスを通じて、お客さんに還元して喜んでもらい、また商機に結びつけます。「 売ってからが商売の始まりなんです 」 という山口勉社長の言葉の通り、ヤマグチは 『 厚利長売 』 という独自の方法で生き残りを図っています。

(参考資料:日経トップリーダー 20096月号 )

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